ソーシャルレンディングの仕組みを簡単に解説

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企業が資金を手に入れる手段として、ソーシャルレンディングを用いることが盛んになっています。2012年には50億円程度の市場規模でしたが、右肩上がりの成長を続けており、2016年には300億円を超えています。それでも日本の経済規模を考慮すればまだ伸びる余地があり、これからも急速な成長を続けることが予想されます。マスコミなどでこの言葉を頻繁に耳にしますが、仕組みを知っている人はまだ少ないのが現状です。フィンテックの普及と並行して、これまでは一般的であった銀行からの融資にとって代わるものになるでしょう。ここでは、ソーシャルレンディングの仕組みとメリットについて簡単に解説します。借りる側にも貸す側にも嬉しい制度であることが実感できるでしょう。

クラウド上で出資者を募るサービスです

ソーシャルレンディングは、企業が仲介サイトを用意し、資金を調達したい人や企業がそのビジネスの内容を紹介します。同時に必要な資金や利率なども公開されます。またお金を貸したい方も、低金利をアピールすることで借り手を探すことができます。数十万円単位の少額な案件も存在しますが、少額であるほどその利点を生かすことができます。金融機関では融資額が小さくなるほど金利が上がります。目的ローンでも金利が10%ほどになることは珍しくありません。つまり金融機関で融資を受けるよりも借り手のメリットが大きくなるのです。サービスを提供する会社では、借り手に返済能力があるかを確実にチェックしますので、融資の焦げ付きが発生しません。資金を貸し出すことで資産運用をしたい投資家とビジネスを行う起業家を繋いでいます。

ソーシャルレンディングの投資としての側面

融資の焦げ付きが発生しない仕組みから、資産運用の面で有効な金融商品となります。金利は5%から10%ほどの間で設定されることが多いですが、この水準は株式の配当や新築での不動産投資の利回りよりもかなり高いものです。債務の不履行が発生するリスクが無いとは言えませんが、事実としてそのようなリスクが顕在化したことはありません。ポートフォリオに組み込むことで資産運用の収益を高めることができます。現在、もっとも多いケースは不動産の購入資金を募るものです。必要になる資金が高額になることから金利は低くなりますが、通常の不動産投資よりも有利になるケースが頻繁に存在します。投資として利益を出しながら、経済の発展に寄与する金融商品と言えるでしょう。今後も注目し続けたいものです。